Web活用・ネットショップの投資対効果を上げる:IT経営コラム

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Web活用のコンサルをいくつかさせて頂いています。HPを活用して自社の製品をプロモーションしたり、ネットショップを運営したりなどです。Web活用については、発信する内容(コンテンツ)が重要な事は言うまでもないでしょう。ただし、いくら良いコンテンツでも多くの人に見て貰わないと意味がありません。Webの場合は、SEO対策やリスティング広告、自社blogからの誘導、(ネットショップの場合は)アフリエイトなどいくつかのプロモーション方法(誘導経路)があります。それらのプロモーションを的確に行い、さらにその後にログ解析ソフトを使ってアクセス経路などを分析して、さらに改善活動を行う事が重要です。

 

ちなみに、Web活用に限りませんが、プロモーションのポイントは、どこにお金をかければ最も効果があるかという、費用対効果をしっかり見極めて、効果がある所に集中的に投資する事です。

 

例えば、ネットショップの場合、リスティング広告で、あるキーワードでアクセスした人が多く購買していることが分かれば、そのキーワードに多く費用をかけることによりさらに効果が得られるます。また、アフリエイトの場合は、そのアフリエイタの報酬率を上げることで、モチベーション向上につながり、これも成果につながります。さらに、SEO対策の場合、あるキーワードで検索して購買した人が多ければ、そのキーワードをさらに対策強化することで、これも成果につながります。  

 

ただ、ここで1つ落とし穴があるのです。例えば、ネットで何か物を買う場合、まずは、ネットで検索しますね。そして、ある程度気に行ってもすぐに買わずに、お気に入りに入れることもあるでしょう。そして、数日後にお気に入りからアクセスして購買する。このようなケースは多いと思います。この場合、Google Analytics(googleが提供する無料のアクセスログ解析ツール)を見ると、「ダイレクト」という経路になる事があります(お気に入りや、直接TURLを入力した場合)。そうなると、最初にアクセスされた時のキーワードや経路が分かりません。

 

例えば、リアル店舗の場合、あるお店が新聞の折り込みチラシを入れたとします。チラシを入れた当日、或いは次の日くらいに来店があると、それはチラシの効果があったと考えてもいいでしょう。しかし、ある人は、そのチラシを見て、その時は来店せずに1週間後にチラシを思い出して来店した。この場合、店舗側はチラシの効果かどうか分かりません。

 

話をWebに戻しますが、

例えば、Google Analyticsは、無料ですが強力なログ解析ツールです。しかし、このような過去のアクセス履歴までは分かりません。このような場合は、過去のアクセル履歴が分かるログソフトを使わないと過去の履歴を含めた、正確な経路が分からないのです。アクセス解析というのは、アクセスや購買があった時だけでなく、過去の行動履歴までしっかり見ないと、正確な対策ができないのです。

 

ちなみに私は、(特定の製品名は書きませんが)過去のアクセス履歴が分かる、ログ解析ツールでWeb活用亜やネットショップの改善コンサルをしています。過去の行動までしっかり分析し、どこにお金をかければ効果があるかを見極めてお金を使う。これが、投資対効果を上げるポイントになります。


IT経営コンサルタント 坂田岳史

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