こんにちは、IT経営コンサルタントの坂田岳史です。
実は、私は将棋が大好きです。一応、アマ初段の腕前なのです。その将棋界には、ご存知の方もおられるでしょうが、「故米長邦雄九段」という方がおられました(2012年に残念ながらお亡くなりになられました)。その米長さんが現役時代に、「素直で、かつ1本真が通っている人が(将棋が)強くなる」と言われました。つまり、まずは自分の確固たる信念を持ち、かつ人の話にも耳を傾け、良いところは吸収する。それができる人が強くなれるという事です。
これは、将棋の世界だけの話ではないですね。
IT経営においても、ITを使って大きな成果を出されている企業は、まず1本真が通っています。例えば、ITを活用して得意先の信頼を獲得するんだ!とか、独自性のある商品を店舗で見て買って貰うために、Webを活用して店舗に集客する!或いは、現場作業時間を十分取る為に(試作などの場合)、受注処理と出荷処理の効率を大きく改善する!など、ITを使って**をするんだ!という明確な目的とそれを達成するための、堅い意志を持たれています。まずは、このような1本真が通った(信念に近い)気持ちを持たれています。
それして、さらにそれを実現・達成するために、他の人の話をまったく聞かず自分の道を行くというのではなく、外部の専門家などの意見や助言を受けて進められています。IT経営の場合は、「素直で、かつ1本真が通っている会社が、ITで成果を出せる」と言っても過言ではないと思っています。IT経営で重要なことは、まずは何の為にITを使うか、そしてその成果を想定する、そしてさらに、その成果を出すために強い信念を持つ、これがIT経営成功の秘訣でしょう。
ちなみに、これは将棋やIT経営だけでなく、他の経営活動やスポーツ、勉強などあらゆる分野に共通的に言えることだと思います。皆さんも、それぞれの分野でこの考え方を活かしてみてはどうでしょうか。
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