こんにちは、IT経営コンサルタント(ITコーディネータ)の坂田岳史です。
実は、私がIT経営のご指導をさせて頂いた企業の方も、IT経営力大賞で最優秀賞や優秀賞を受賞されています。たまたま、全て製造業でしたので、公開されている情報を元に中小製造業の戦略実現法や業務改革の成功事例についてご紹介したいと思います。
(1)株式会社田中精工様(京都府宇治市)
IT経営力大賞2008で最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞されました。
同社は主に精密ダイカストの一貫製造を行っています。一貫製造を行う場合、各工程に専門性が必要な為、どうしても自社だけはできない事があり、協力工場の方と協力して製造をしています。
自社のIT化は進んでるのですが、協力工場のIT化が進んでおらず、協力工場を含む全体的な生産管理をITで行いQCDの向上を図る事が課題でした。
そこで、クラウド型の生産管理システムを開発し、協力工場10社と自社で生産管理を行う事で、トータル的なCQD向上に成功されました。
詳細は、以下のリンクにありますので、ご覧ください。
(2)有限会社NTB製作所(京都府宇治市)
IT経営力大賞2011優秀賞(全国中小企業団体中央会賞)を受賞されました。
同社は、上記の田中精工様が開発されたシステム(PT-SaaS)に独自のカスタマイズを加えると共に、自社独自の写真作業指示システムを開発し、受注から出荷までの業務効率を劇的に向上させました。また、写真作業指示システムにより誤出荷もなくなり、業務効率化と精度向上に成功されました。
詳細は、以下のリンクにありますので、ご覧ください。
(3)株式会社広瀬製作所(京都府京都市)
IT経営力大賞2013優秀賞(ITコーディネータ協会会長賞)を受賞されました。
同社もNTB製作所様と同様に、PT-SaaSに独自のカスタマイズを加え、自社の強みを活かしたクラウド型生産管理システムを導入されました。これにより、受注から出荷までの定型業務の効率が劇的に向上し、その空いた時間で試作を行う「板金コンシェルジュ」という新しい戦略を実現されています。機械(IT)にできる事は機械に任せ、人間にしかできない事に注力するという戦略です。
詳細は、以下のリンクにありなすのでご覧ください(日経BP社ITPro事例記事)
今回は、私が直接ご指導差し上げた製造業の方の事例をご紹介しましたが、他にもたくさん優秀な事例がありますので、順次ご紹介したいと思います。
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