こんにちは、IT経営コンサルタントの坂田岳史です。
前回の記事では、中小企業にIT経営が普及しない原因として、CIOの不在をあげました。中小企業でCIOを採用したり育成する事は難しいものです。そこで私は、CIOに必要な能力を「機能」として抽象化し、その機能を複数の人材で分担(機能分担)する事で、あたかも中小企業の中にCIOがいるかのごとく、IT経営を進める事ができると考えます。そして、その機能を「情報統括機能:Information Control Functions:ICF機能」として、上図のようにまとめました。
上図の左は一般的なIT経営のプロセスを、最低限中小企業に必要な項目として書いています。そして、IT経営プロセスごとに、プロセスを実行する為に必要な機能を定義し、その機能に必要な知識・経験、能力を設定しています。この各機能を、中小企業の社長、社長以外の経営者、部門長、IT知識を担当者、外部専門家などが分担する事で、バーチャルCIOが誕生します。
どのように分担すれば効果的かは、次回のblog記事でお送りします。
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