こんにちは、京都を中心に中小企業のDXコンサルを行う坂田岳史です。
本blogでは、DXの本質を理解して頂き、中小企業が取り組む為のヒントをシリーズでお話します。自社のDX化の参考にして頂ければと思います。
第3回:DXが注目される訳!
さて、現在DXが注目されていますが、元々誰がいいだしたのでしょうか?DXの根源は、2004年にスウェーデン・ウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が、「ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」と、その概念を提唱したことが始まりです。2004年頃の日本のIT事情は、パソコンの性能が上がりインターネットの回線も電話回線からADSLが主流になり、電子メールやホームページが当たり前のように使えるようになりました。
また、ネットショップも多く登場し、EC(electronic Commerce:電子商取引)という言葉も一般的になりました。
当時はインターネットの普及で、画期的にITで生活やビジネスが変わりましたが、今ではさらにAI・Iot、AR・VRやスマートフォンが生活やビジネスに浸透し、またメタバースやNFTなどWeb3.0という新しい世界観も登場して、当時よりも生活やビジネスがより良くなっているのは確かです。ストルターマン教授が概念を提唱した後、DXという言葉はあまり注目されませんでしたが、2019年に経済産業省が「DX推進ガイドライン」を発表した事をきっかけに、日本でDXが注目を集めることになります。
-第4回に続く-
中小企業のDXコンサルタント 坂田岳史
中小企業診断士、ITコーディネータ、ITストラテジスト
有限会社ダイコンサルティング 代表取締役
京都府中小企業診断協会 会長
兵庫県立大学 客員教授 経営情報システム論担当
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